Garicontとの出会い

三浦由記子さま 【医師】 Yukiko Miura | LinkedIn

Garicontのセッションは、2014年4月2日から週2回のペースで始まりました。 5月の中旬に米国カリフォルニア州サンディエゴで国際学会があり、oral presentationの準備をCMCMのコーチに手伝ってもらいました。 Garicontでは、日本人用に話されるゆっくりとした英語ではない、実際のやりとりに慣れるよう訓練されます。それにより、私は現地のアメリカ人 の英語を以前よりも理解することができ、ストレスなく質疑応答を楽しむことができました。想定質問に頼る必要もありませんでした。Garicontに出会えて良かったと思いました。 CMCMのコーチは、質問に対する的確な答え方についても教えてくれました。それまで、私は質問をされた時に、どう思われるかを気にして、理由を述べてから 結論を答えていました。しかし、まず結論から話すこと、それから理由を述べること、この順序で会話をすると、米国人との意思疎通はより取りやすくなることが分かりました。島国で育った日本人は、他人との違いを受け入れることが難しく、自分から意見をはっきり述べる文化に慣れていません。それが、決まった文法はできても、実践的な会話が苦手な理由なのではないかと思います。

ここでしか経験できない「真剣勝負」

Garicontには、日本特有の文化を分析し、なぜ日本人が他のアジア人に比べて互いに影響し合う能力に長けていないのか、ということを理解した上で英語を学ぶという特徴があります。海外でプロとして仕事をする上で、言葉が理解できなかったからという、失敗は許されません。患者の命を預かる現場なら、なおさらです。自分の職業に関連した、生のスピードの英語に触れる機会を増やすことで、現地でprofessionとして渡り合っていくための基本的なビジネス能力を身に付けていきます。国外では日本人用にゆっくり英語を話してもらうことはできません。

セッションを通しての気づき

プレゼンテーションにおいて、コーチは、まずスライドを読むだけでは、誰も聞いてくれないと指摘してくれました。文章を大幅に削除し、図やグラフを主体にして、それを説明することで聴衆は耳を傾けてくれるだろうと、アドバイスをもらいました。結果は、まさにその通りでした。説明を覚えることで、私自身はスライドよりも、時々こちらに視線を向けてくれる聴衆と目を合わせながら発表をすることができました。少人数の会だったこともあり、その後も活発な質疑応答をすることができ、時間が足りないくらいでした。終わった後、数人の米国人から、米国に住んでいたことがあるのかと聞かれ、英語がうまいから住んでいたのかと思ったと、声を掛けて頂きました。同席した私の教授は、あんなに英語を上手く話す日本人は今までいなかったと言われたことをメールで知らせてくれました。しかし、良いプレゼンテーションやうまく話すことは基本中の基本であり、大切なのは、想定質問を超え、その場で投げかけられた質問をよく聞き取り、答えることなのだと学びました。 また、学会のsessionにおいても、listening能力が確実に向上していることを実感しました。学会では医学用語が多いために日常会話より聞き取りやすい面もありますが、文章として理解できない部分は未だあるものの、ほとんどの単語を聞き取ることができるようになっていました。

見えてきた互いに影響し合うことの本質

海外において、自分をうまく表現することは重要です。言葉を話す時、個人としての自分だけでなく、職業人としての自分が表現され、ひいては日本の印象を与えている、という大きな責任があります。互いに影響し合う関係を築くには、一方的に聞くだけでもなく、話すだけでもありません。まずよく聴くこと、そしてそれに対してしっかりとした自分の意見を明瞭かつ簡潔に述べることで、初めて人との信頼関係が成立します。いつの間にか、(日本語でも)人の意見をよく聴き、自分の考えを創造する姿勢が身に付き、会話のキャッチボールが自然に楽しくできるようになっています。最も大切なことは、ボールをキャッチしたら、ボールを返す前にその投げ手を十分に理解することです。これを心がけていると、どの言語においても、人と話すことが好きになり、会話を楽しむことができるようになると思います。